KOEI乳酸菌

生活習慣病への改善効果も明らかに

乳酸菌生産物質が選ばれる「理由」4

乳酸菌生産物質が得意とするフィールドは、抗腫瘍効果だけにはとどまりません。生活習慣病に関しては、糖尿病を中心として基礎試験・臨床試験でその有効性を検証できています。近年注目を集めているメタボリックシンドロームに対しても乳酸菌生産物質が有効であることがわかってきています。

漢方薬を上回る糖尿病改善効果

乳酸菌生産物質の糖尿病に対する効果は、中国・北京中日友好医院で100名の糖尿病患者を対象として臨床試験が実施されています。


糖尿病患者100名(Ⅰ型4名、Ⅱ型96名)を2群に分け、乳酸菌生産物質7mlをそれぞれ8週間、16週間摂取させ、血糖値とコレステロール、糖化ヘモグロビン(HbAIc)、肝機能および腎機能を検査しました。その結果、24%の患者に著効、62%の患者が有効だったことが判明。血糖値の平均値の変化をみても、血糖値が顕著に低下していることがわかりました(図1)。

さらに、医院では乳酸菌生産物質を30名の糖尿病患者に投与する臨床試験を実施して、糖尿病治療によく使われる漢方薬との比較を行いました。


60名の糖尿病患者を試験群と対照群の2群に分け、試験食として乳酸菌生産物質10ml、対照群には糖尿病治療によく使われる漢方薬「玉泉丸」15mlを毎日2回、それぞれ3ヶ月間摂取させ、摂取前および摂取中、摂取後における空腹時血糖値、尿糖、体重を2週間に1度、またグリコヘモグロビン(HbAIc)、コレステロール、肝機能と腎機能を毎月1回測定しました。その結果、漢方薬の糖尿病に対する有効率が66.6%だったのに対して、乳酸菌生産物質を投与した試験群では、86.7%と高い有効率を示したことが判明(図2)。血糖値やヘモグロビン値の低下率についても顕著な差がみられた(図3)ことから、乳酸菌生産物質が漢方薬を超える効果を有することが明らかになりました。

これら糖尿病に対する一連の試験結果からは、乳酸菌生産物質の摂取によって摂取終了後の血糖値のリバウンドがみられなかったことから、乳酸菌生産物質が血糖値を根本から改善している可能性が示唆されるとともに、糖尿病の合併症の1つでもある腎疾患に対しても良好な結果が得られました。


そこで、腎障害に関する有効性を調べる目的から、ストレフトゾシトン(STZ)誘発腎障害モデルラットを用いた基礎試験によって乳酸菌生産物質の効果が検証されました。


6適齢の雄Wistar系ラット36匹をSTZによって腎障害を誘発させた後に群分けし、被験物質を1日1回・28日間経口摂取させて、血漿グルコース濃度、血液中のBUNおよびクレアチニン濃度、尿中タンパク量およびクレアチニン濃度をそれぞれ測定。その結果、血漿グルコース濃度については、全群において対照群との有意差はなく高値を維持しましたが、BUNに関しては対照群と比較して用量依存的な効果が認められました(図4)。

(図4)血漿中グルコース、BUNおよびクレアチン濃度の変化

また、尿中クレアチンについては対照群と比較して逆相関的な効果を示すと同時に、尿中タンパク量についても対照群と比較して一部で低下傾向が認められました(図5)。

(図5)尿中蛋白質量およびクレアチニン濃度の変化

血中トリグリセリド濃度が有意に低下

その一方で、糖尿病とともに生活習慣病の分野において近年クローズアップされてきているのが、内臓脂肪症候群ともいわれるメタボリックシンドローム。


最近の研究では、このメタボリックシンドロームに対する効果も乳酸菌生産物質には期待できることが分かってきているのです。田辺製薬グループの㈱田辺R&Dサービスらのグループが行ったⅡ型糖尿病に対する基礎試験では、乳酸菌生産物質を投与することで、血中トリグリセリド濃度が有意に低下することが明らかにされました。


6適齢の雄db/dbマウス8匹を1週間予備飼育した後、正常対照群、糖尿病対照群、乳酸菌生産物質投与群に分類。それぞれの被験物質(各対照群には同量の蒸留水を投与)を体重10gあたり0.1mL、1日1回・10日間経口投与させて、血中グルコース濃度、血中トリグリセロイド値、体重および摂飼量を測定。


その結果、血中トリグリセリド濃度については乳酸菌生産物質投与群で投与2週間目から10週間目まで低下傾向を示しましたが、投与10週目には糖尿病対照群との間に有意差が認められたことが分かりました(図6)。

(画6)乳酸菌生産物質のdb/dbマウスの血中トリグリセリド濃度に対する作用
図中の各ポイントは平均値±標準誤差を表す。N=8

乳酸菌の新しいステージ

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