腸内フローラはデリケート

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加齢は腸内フローラの第一の敵
ここまでで、いかに腸内フローラがヒトの健康と深い関わりを持っているか、おわかりいただけたかと思います。


人の数だけ腸内細菌叢があり、しかも腸内細菌同士の生存競争によって絶えず変化し続ける腸内フローラ……。当然、悪玉菌優勢に傾く恐れもあります。


そう、腸内フローラはとてもデリケート。加齢をはじめ、抗生物質など薬、ストレス、運動不足、毎日の食事から大きな影響を受けているのです。


articleicon年齢とともに変化する腸内フローラ

赤ちゃんのときは

ヒトは母体にいるときは無菌状態ですが……
・出産と同時に瞬く間に大腸菌などが入り込む
・生後3~4日くらいで母乳により善玉菌の代表ビフィズス菌に覆われる
・離乳食の頃には食べ物による様々な菌も入りそのヒト固有の腸内フローラがほぼ決まる




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 しかし年齢を重ねていくと

ヒトは徐々に悪玉菌との関わりが深くなりやがて……
・悪玉菌の代表であるウェルシュ菌などが増加する
・老年期にはビフィズス菌が減少してしまう


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結論:加齢は誰にでも訪れる……


加齢は誰にでも訪れます。つまり、健やかな腸内フローラを脅かす一般的現象が老化であるともいえます。


とはいえ、若い年齢層であってもフローラバランスを崩す生活をしていると、老年期を待たずして様々な支障を招く恐れがあります。


年齢にかかわらず、何歳であっても腸内フローラを悪玉菌優勢にするのは好ましくない、ということだけは、ハッキリいえます。


articleicon食事と腸内フローラ

デリケートな腸内フローラだからこそダイレクトな影響を受ける要素が、食事内容です。ヒトが毎日摂る食事からの影響は大変大きいものです。


食生活と腸内細菌の関係はどのようなものでしょうか? 善玉菌・悪玉菌それぞれの立場から次のように図式化してみました。


善玉菌が喜ぶ食事内容と善玉菌の活動


悪玉菌をのさばらせる食習慣と有害物質


もちろん、私たちの食生活は腸内フローラのためだけにあるわけでもなく、好むと好まざるとに関わらず生じる食事の席もあれば、忙しいときにはインスタント食品やファストフードの存在は確かに有り難いものです。


しかし、戦後の経済発展とともに訪れた欧米型食生活や外食産業が、現代人の健康に影を落とすようになったのも事実。食のグローバリズムともいえる効率主義に基づくライフスタイルの功罪を、今こそ見つめ直す岐路に立っていることを自覚すべきときではないでしょうか?


医食同源との言葉にもあるように、我々の全知全能を司るとされる腸内フローラも、食事によって構成されます。せめて調理の段階から、常に善玉菌が喜ぶような食材を採り入れること、肉食に偏らないバランス良いメニューを考えること、等を心掛けることから始めましょう。


腸内環境を良好に保つためには?




 腸内フローラを理解するためのインデックス


   腸内細菌の種類
   腸内フローラの理想的なバランス
   まとめ:腸内フローラの特徴


   年齢とともに変化する腸内フローラ
   食事と腸内フローラ


   腸内フローラ研究のあゆみ

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