2020.02.17

身近雑記

第108回 NHKの英断により「ガッテン」が改めたヨーグルトの正体

昨年11月20日放送のNHKの人気番組「ためしてガッテン」で、ヨーグルトの健康効果が過大評価であったことが放送されました。

今まで「身体に良い」というイメージで、一般消費者の間で信じられてきたヨーグルトの常識を、大英断を以て改めたのです。

番組司会者が「NHKはヨーグルト全メーカーを敵に回すことになる」と前置きし、スーパーマーケットで販売されている60以上の商品を棚に並べズームアップしました。

これも公共放送のNHKだからこそ出来ることで、民放であれば商品のスポンサーに忖度し、こういった内容を発信することなど起こり得ないでしょう。

今までヨーグルトについて誤った情報が世の中に広がっていましたが、やっとNHKの人気番組が是正してくれたのです。

 

番組が是正した内容とは、次のようなものでした。

・これまでは、ヨーグルトを食べることで、私たちの腸内環境を良好にしてくれる善玉菌を増加させる作用が起こる、とされていた

・しかし、ヨーグルトの中の乳酸菌は、私たちが生まれたときから腸内に棲み着いている腸内細菌に排除され、機能性は期待出来ない

ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、腸に吸収・吸着されることなく通過して排出される様子を、ヨーグルト菌の模型を使って丁寧に説明してみせたのです。

5年前のNHKスペシャルで「腸内フローラ・解明!驚異の細菌パワー」が放送され、腸内フローラブームが世間を席捲したことは、みなさまもご存知と思います。

実は、スペシャル取材班が後から出版した「腸内フローラ・10の真実」の205ページには、ヨーグルト菌は腸に棲み着かない、という内容を明記しています。

この時点で、NHKでは分かっていた真実だったのです。

 

スーパーマーケットのヨーグルト売り場に行ってみますと、多彩なヨーグルトがまるでお花畑のように広がっています。

今やヨーグルトは嗜好品を越え、一般家庭に無くてはならない食品となりました。

であればこそ、消費者の間に浸透している「ヨーグルトは身体に良い」という誤解が、徐々に解消されていくのを祈るばかりです。

例年、インフルエンザや花粉症の季節になると、テレビCMやインターネットにて、大手企業によるヨーグルトの宣伝を目にする機会が顕著に増えます。

「健康を引き出す」とか強さを強調する等の機能性に関する文言については、目下、新型コロナウィルス騒動の最中であり、消費者に誤解を与えかねませんので、企業の良識を以て慎むべきと考えます。

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