2014.02.03

身近雑記

第22回 第3の万能細胞

1月30日の朝は、テレビ、新聞共にSTAP細胞の発表で大騒ぎになりました。その内容は今までの生物学の常識をひっくり返すもので、またそれを発見したのが30歳の若いお嬢さんでしたから、驚きも倍増となりました。

細胞イメージ
詳しくは、マスコミの詳細な記事にてご存じでしょうから敢えて申し上げませんが、アメリカ・ハーバード大学にて研究を続けた経歴を持つ彼女が、昨年春、世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際には、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評された」とのこと。




しかし、その研究を理化学研究所が取り扱ってくれたということに驚きを感じます。彼女が研究を続けられたのは、周囲の人に恵まれたということもあるでしょうが、それだけ彼女に人徳があったからと思います。



和光理研インキュベーションプラザ当社も理化学研究所のインキュベーションプラザに籍を置いておりますので、拍手を送る気持ちでいっぱいになりました。

野球評論家の野村克也氏がよく「意外性」という言葉を使っていますが、まさに小保方さんの研究は、理化学研究所の放った意外性の場外ホームランと言って良いでしょう。



さて、当社も乳酸菌の代謝物である乳酸菌生産物質の作用について、研究を続けております。代謝物解析(メタボローム解析)結果もその一例ですが、学識者の方々にお話しをしてもなかなか興味を持っていただけず、残念な思いをしたことが多々ありました。



しかし理化学研究所で200名の研究員のチームを編成して腸内フローラの研究をされていた経歴をもつ東京大学名誉教授の光岡知足先生に、メタボローム解析データをお届けしたときに「私の仮説が真説になったよ」と喜んで頂けたことは、私にとって何よりありがたいことでありました(そのとき、すぐにでも学会に発表するように勧められました)。



また、薬学系の大学の研究者の方々も、国からの補助金を活用して研究すると申し出ておられます。他の大学も論文にするための研究を進めてくれています。


少しずつですが、研究が広がっております。本当に人の健康に大切なのは、乳酸菌がつくりだしている「乳酸菌生産物質」だと近い将来には認められると私は確信しております。


乳酸菌生産物質が乳酸菌そのものを超える日は、そう遠くないかもしれません。


皆様、ぜひ応援していただけますようお願い申し上げます。

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