2014.10.30
身近雑記
第28回 「噛むこと」そして「菌活」
長い猛暑をくぐりぬけ、最近は太陽の日差しも和やかに感じられるようになりました。これから一か月位は秋の気分を満喫できると思う今日この頃です。
私も12月で74歳になります。気分はフレッシュなままですが、やはり気持ちと年齢相応の身体の衰えにギャップを感じます。今は引退した親戚の医師から「やっと80歳の坂を無事に越えました」との便りが届きました。私も彼のように無事に坂を越えていきたいと思います。それにはやはり「健康」が第一です。

私と同じように高齢者の方々が多くなっておりますので、TVの番組も新聞の記事も、健康に関係するものの割合が多くなっているように思います。そして宣伝も健康にかかわるものがほとんどです。
例えば、「健康のために、この野菜ジュースを毎日飲んでください」という宣伝。その商品の成分表にはかなりの量の栄養成分が列挙してあります。しかし、甘味を付けるための果物の糖分には気を付けなければならないのでは……と私は感じます。
また、野菜ジュースを飲むのは簡単で良いのですが、野菜を噛む、咀嚼するというのも健康には大事だと思います。
私たちの体は、食べ物を口で充分に噛んで唾液と混合させ、ある程度の大きさにして飲み込むことで、神経を通して「これから消化活動に入る」という指令が消化管に行きわたるそうです。消化器官を上手に動かすためにも、「噛むこと」はとても大切だと思います。
また野菜類の繊維質は胃や小腸では分解されず、大腸へ到達して腸内細菌の善玉菌の増殖に大きな助けになります。野菜ジュースでは、野菜そのものを食べるよりも繊維の量は少なくなってしまいがちです。
野菜ジュースも良いものですが、それだけで済ませるのではなく、野菜自体を食べることも怠らないようにしたいものです。
さて、人に寿命があるように、人の体の各臓器にも寿命があります。それらは自動車のように部品交換はできません。今、IPS細胞でそれを可能にしようと科学者は研究していますが、それ以前に重要なのは、自分の体の臓器を長持ちさせるように保守することだと私は思います。
腸内環境を整えること、善玉菌の作った代謝物(乳酸菌生産物質)を摂ることは、体全体の健康寿命を延ばすために役立つもの、と私は信じております。
弊社の乳酸菌生産物質は、メタボローム解析にて多くの代謝物の特定をしています。その中において、細胞に関与する物質について、これから産学連携で大学と共同で研究して参ります。その結果、皆様の健康長寿に大きく寄与できると確信している次第です。
【追伸】

さて私は、「菌活」は何を置いても「乳酸菌生産物質」が一番と思います。
菌そのものを食べるのではなく、乳酸菌生産物質を摂ることによって「お腹の菌(腸内環境)を元気にする」菌活です。
若い方からお年寄りまで、この菌活をみなさんに積極的に行っていただきたい、そのように感じております。
過去の記事