2015.06.16

私的腸内細菌論

第35回 ジェネリック医薬品

病院で処方箋をもらい近くの調剤薬局で薬を購入する際、薬剤師の方から「このお薬はジェネリック医薬品の指定がありますので、ジェネリックにしませんか?」と相談されたことが、みなさまにもあると思います。


確かに薬の代金は安くなりますし、国も医療費を削減するための政策としてジェネリックの使用を促しておりますが、欧米各国のようなジェネリック先進国と比較すると日本国内での普及はまだまだのようです。

ジェネリック医薬品
最近の報道によると、政府は後発医薬品を処方する病院や薬局に対し診療報酬や調剤報酬を加算する制度を導入しているようで、製薬会社も生産の増強を計画しております。



しかしこの制度に医師は積極的ではなく、ジェネリックにしてみても、やはり前の薬の方が良かったというお話を耳にすることもあります。どうしてでしょうか?


ジェネリック医薬品が安価になったのは、創薬に関する特許の期限が切れたため特許料が含まれていないからです。


特許には物質特許(有効成分に関するもの)、製法特許、医薬特許、製剤特許がありますが、物質特許が切れていても製法特許や製造特許は切れていないケースや、または製造工程の細部まで公開されているとは限らない場合もあります。


そこには先発した創薬会社のノウハウがあるわけで、絶対に必要なノウハウほど公開されません。まさに薬の命といえるものがそこにあるからだと思うのです。




創薬会社のノウハウ光英科学研究所にも、そのような命となり得る製法のノウハウがあります。他に世界中のどこにも存在しない秘法、それが共棲培養です。


まず、腸内フローラ由来のビフィズス菌、乳酸菌を2~4種類のチームにして共棲状態にします。このチームは、個々の菌がその勢力を保有してバランスを保っています。何度新しい培地に移植しても、この関係は何年に渡り変化しません。


しかし、このようなチームを作り上げるには、長い年月をかけて多くの菌種の中から菌を選定する必要があるのです。


この特殊培養に関する技術を他社は持ち合わせておりません。細菌学の常識として、多種の菌を一緒に培養すると最後には一種類になってしまうという教えがあるからです。したがって、共棲培養と称して製造しておられる会社も、このチームを作りあげていない限り本当の共棲培養とはいえないのです。


この本来の意味での共棲培養によって、菌同志の協力体制が安定して出来上がり、多くの代謝産物を作り得るのです。


それだけではありません。


その乳酸菌のチームを50組以上作りあげ、その中からチーム同士の混成を行い、集大成としての共棲培養を行うのです。


その結果、菌種としては16種、株数としては35株となったのです。はじめから16種の菌を混同したのではありません。あくまでも結果なのです(財団法人日本食品分析センターの同定、群集構造解析にても、DNAレベルで解明されています)。


ここで、私は、私たちの腸内フローラも同様ではないかと推測します。


腸壁と共生し、自分たちは強固なチームを作って共棲し、フローラを形成しているから、一生にかけて変化せずに私たちの健康に役立つ物質を作り続けられる、日和見菌をコントロールして悪玉菌を制御出来ている、と思うのです。


したがって複合乳酸菌生産物質も、同類であるがために、腸内フローラをコントロールするとともに、直接体内に吸収する健康を決定づける物質でもあると確信しております。

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