2016.03.24

私的腸内細菌論

第45回 実践、腸内フローラと便観察(その1)

腸内環境に関する書物等では必ず、「便」と健康の関係について説明されているので、既にみなさまも良くご存じのテーマかと思いますが、知識だけが先行し健康長寿のためそれを活用されている方はあまり多くないようです。


しかし、ご自分の健康のためにはぜひ毎日実践していただきたく、成果が得られるような方法を私の経験も含めまして提案させていただきますので、数回に渡る内容になるかと思いますがぜひ最後までお付き合いください。


トイレまず便の量について、説明します。

健康な人ほど便の量が多く、当然のことですが腸内細菌の数も多く、善玉菌が優勢で腸内フローラがバランス良く安定して作動していることがわかります。


このような人は一日当たり200~300gの野菜類を摂取していて、それはバナナに換算すると2~3本分はあります。


現代人の食生活は変化していて、食物繊維を食べる量はどうしても少なくなっています。



特に高齢化社会になるとともに、食事の量じたい少なくなっているのが顕著な原因です。


そこは、いろいろなサプリメントで補っているから大丈夫だろう、と思っている方が多くなっていますが、ヒトの体はそう簡単にはごまかせません。みなさまの腸内タンクの中に住み着いている腸内フローラは、尚更です。


コンビニやスーパーに行けば、いろいろなサラダのパックが200~300円程度で売っていますので毎日食べてみてください。カロリーは150kcalくらいですので、食事に加えても大丈夫です。


適度な大きさの野菜の繊維が、腸内を正常な容積に保ってくれ善玉菌のエサにもなります。


これを続けていると、自ずと便の量は多くなってきます。それも毎日、決まった量の排便に繋がります。


特に肉類を多く食べる傾向にある方は、必ず実行してください。


生野菜温野菜にするとか、調理の野菜を多くするとか、いろいろと面倒臭いことをすると長続きしません。続けることこそが成果になります。


ひたすら生野菜を食べてください。それも食事の一番最初に食べることをお勧めします。

次に便の形状と組成について、です。


バナナ状の10~15cmのものが、2~3本に分かれて出て来ます。直径は2~3cmです。


腸内発酵タンクが良好なコンディションにて動作して形成された便は、高密度でなく、ある程度、気泡を含んでいますから、水洗で流すとその形がパッと分散して流されていきます。



食事の内容によっては高密度になって、形はそのままで流されていきます。
細かいことを申し上げますが、排便の際にはここまで観察して毎日の変化を記憶しておくことが肝要です。


このとき、昨日、一昨日に召し上がった食事の内容を思い出して関連付けることも大切です。


ご自分の腸内フローラの正体を知っておくのに必要事項となりますので。


次回は便の色と臭いについて、ご説明します。

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