2016.07.28

身近雑記

第50回 「不老‘腸’寿」編集後記(その2)

「不老‘腸’寿」は書籍という公共性を考慮し、文末の結論をマイルドにしました。


そのため、一部においては、少なからずインパクトに欠ける表現となった感がございました。イチロー選手もバットをもってこそ


そういった箇所について、各方面からは説明不足との声も聞かれましたので、ここでは単刀直入に申したいと思います。


まずは乳酸菌からまいります。


乳酸菌は、学者の先生方から優秀な性状のものが分離されて株の名称が付帯されています。


しかし乳酸菌は、そのままでは何の役目も果たすことができないのです。


イチローに、バットを持たずにバッターボックスへ入りヒットを打てというようなものです。


乳酸菌はその菌が発育するための栄養をもらって、居心地の良い環境にしてもらってやっと発育を開始してどんどん増殖していきます。


そのときに、NHKスペシャルのCG画像でもあったように、代謝物質を放出するのです。



この代謝物質こそが、その乳酸菌の行方を決定付ける物質なのです。


したがって乳酸菌を増殖可能なまで増やして、代謝物質を出し切ったときに、その乳酸菌の性状を分析して株名を付けることが肝要です。


菌の産生した代謝物質にこそ、その値打ちがあるのです。


ところが、です。



乳酸菌の各メーカーでは、大量の菌を増殖させますが、菌だけを得るため遠心分離機にかけて、大切な代謝産物を洗い流してしまうのです。

なんとももったいない話ではありませんか!



残った菌は再び何もできない菌体に戻ってしまいます。


乳酸菌を研究している学者の方々も、菌体と代謝産物がまだ存在している状態にてその菌の働きを確認しています。

しかし代謝物が存在していないようでは、その菌の私たちの体に良い影響を与える効果など全くないと考えざるを得ません。


このようなことが、学術界でも当たり前のようにまかり通っています。


生きた菌信仰私が「生きた菌信仰」と名付けたのは、この理由によるものです。


菌は、生きて増殖してもうらための栄養物と、快適な環境にて発育増殖する過程において私たちの健康を決定する物質を放出するのです。

ですから、乳酸菌専門メーカーが製造した発育増殖しない乳酸菌は、いくら有名な乳酸菌であってもその効果に期待できないことがおわかりいただけると思います。

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