2017.05.23

身近雑記

第63回 ヘルスフードエキスポifia JAPAN 2017への出展

Tokyo Bigsight毎年この時期に東京ビッグサイトで開催される食品素材・添加物の展示会ifia JAPAN 2017の「腸内改善ゾーン」に、弊社も出展することになりました。


この展示会には出展社セミナーがありまして、そのタイトルを「腸内改善に乳酸菌を使う際の重要注意事項」とし、お話しを行う予定です。


NHKスペシャルの番組以後、世の中に腸内フローラが溢れ出て、それが乳酸菌ブームへと発展しました。


やがて、大手食品メーカーが競って乳酸菌を自社食品に添加するようになりました。


この動きは今年になってからも10社以上で見受けられますし、最近はレトルト冷凍食品も現れています。


大手チョコレートメーカーが、パッケージに「乳酸菌が100倍届く」とデザインして未曾有の売上げを築いたことも大きな要因かと思います。


とはいえ、現状の乳酸菌使用状況から判断しますと、乳酸菌は単なるデザインでしかなくて、到底、健康とは無関係であると思わざるを得ません。


体への効果が全く感じられないようでは、一過性のブームで終わることは目に見えております。


せっかく、大手メーカーが一般食品へも乳酸菌を取り入れる気になったのであれば、これを機に消費者の期待を裏切らない、本当に乳酸菌のチカラが実感できるものを世に出してほしいという願いで、下記の項目についてお話しする予定です。


seminar1. 現状の商品は一食あたり100億個の殺菌乳酸菌を配合していますが、バイオジェニックス論の提唱者・光岡知足博士の論によりますと、少なくとも一兆個は必要です。つまり100倍の使用料が必要となるため、商品コスト面からみて実現不可能です。


2. 光岡博士が仰られる乳酸菌死菌体の形と現在の市販菌体とでは、製造方法からして異なります。菌数を効率的に稼ぐ製法ゆえ有用な菌体付着成分や代謝物質まで洗い流されている現在の商品では、なおさらその効果は期待できません。


3. 食品に機能性の効果が期待できるようする本問題の解決方法は、大きく分けて次の二通りになります。


(1)何よりもまず、乳酸菌メーカーが作る乳酸菌培養液まるごとを、製品化してもらうこと(ですが、非現実的なことだと思われます)。


(2)体感が期待できる成分として、バイオジェニックスである乳酸菌生産物質を選択すること(ただし前提として、ヒト由来のビフィズス菌・乳酸菌を腸内フローラと同等の環境下で共棲培養されたものかどうか? その使用菌は同定されておりメタボローム解析等のエビデンスはあるか? 食品に添加した際に一食あたりの体感が得られるデータはあるのか?等重要な条件を満たしているものを選別する必要があります)。


結局、食品に添加するのは乳酸菌生産物質をおいて他にはない、ということになるのですが、大手食品企業にとっては高いハードルがあり常識では実現困難と誰もが考えはしますが、企業側に先見の明さえあれば「一人勝ち」をもたらすためのお手伝いができると思っております。


長年この道を歩んで来た者でないと見えない未来なのかもしれません。

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