2017.08.08
身近雑記
第66回 ラボラトリーからファクトリーへ

一介の研究所から大量生産工場になったという意味だと解釈しておりますが、私自身も、工場を見上げる度「やっとここまでたどり着いた」とこれまでの道程を噛み締めている次第です。
先代の正垣所長から、「光英科学研究所」の名称で会社を設立することを申し付けられて以来、研究一筋に邁進してまいりました。
設立から48年間が経過し、私が76歳を迎えての成果というわけです。
これも愛用者のみなさまに支えられた賜物と心から感謝しております。本当にありがとうございました。

これをもって、月産12トン体制にて受注に対応可能になりますが、最大生産能力としては月産24トンまで増産可能となっております。
なにしろ、3基の1トンタンクに培地の豆乳を3時間で満杯にするためには、大型の豆乳生産プラントも必要です。
そして、エキスを精製する濾過機も、もっと大型のものが必要になります。
さらには、出来上がったエキスを貯蔵するために、2トンタンクは10基以上を設置しなければなりません。
何もかも大型化していって、機械化が実現します。
とはいっても、今まで“ラボラトリー”で培ってきた技術がなければ、大量生産を成功させることが出来なかったということは、つくづく思います。
たしかに年数はかかりましたが、決して無駄な研究はなかったと振り返りつつこれまでを回顧しております。
当社の乳酸菌生産物質の圧倒的な品質力は、これを販売されている会社様、商品を愛用されているみなさまが、一人残らず認めていただけるようになりました。
それが“うねり”となって広がっていっております。
消費者の方々も広告宣伝に頼らず、体感を重視した賢明な判断をする時代になってきております。
マーケット側も、生き残る道を考え直すときがきているのではないでしょうか?
これからは健康長寿社会に永遠に寄与する商品だけが求められ、それがロングセラーとなる本来あるべき姿が樹立される時代になると確信しております。
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