2018.09.26

光英科学研究所について

第85回 乳酸菌16種35株の成り立ちと共棲培養

今まで本欄では幾度となく、乳酸菌そのものには効果は期待できない、乳酸菌の代謝物である乳酸菌生産物質にこそ私たちの体に有効な物質が存在する、と申し上げてきました。


そして、弊社では腸内フローラ由来の16種35株の乳酸菌、ビフィズス菌のチームを共棲培養にて120時間培養して、体に働きかける物質(乳酸菌生産物質)を作り出しております。


今回本欄では、その16種35株についてわかりやすくご説明できればと思っております。


strainまず、35株の「株」については、みなさまご存知の「ヤクルト・カゼイ・シロタ株」と同様の呼称です。


つまり弊社で継代培養している乳酸菌には、種類にすると16種類、株にすれば35株も集まっているということになります。


なお、16種の菌による共棲培養といっても、いきなり16種類を混ぜ合わせて培養するわけではありません。


まず、100種以上の腸内善玉菌から、相性が良くフレンドリーな状態で発育する2~4種の菌にてチームを作らせます。


長年の研究にて、実に50組以上のチームが誕生しました。


さらにこのチームとチーム間においても、相性が良くフレンドリーに培養出来る組み合わせを、やはり長年の経験に基づいて発見しております。


この結果、25組以上もの相性の良いチーム同士の組み合わせを弊社で作り出しています。


そして最終的に、編成されたこのチームによって培養を行うのです。


ここまでが共棲培養の簡単な仕組みです。


おそらく私たちの腸内フローラも、これに似たメカニズムになっていると考えられます。


最初に作り上げた50組以上のチームは、日本食品分析センター多摩研究所にて、各チームを形成している菌を単離する(ひとつひとつの菌に分ける)作業を行い、単離された単菌ごとに同定(菌個体の性状を明らかにする作業)を行いました。


identification


この結果を以て、弊社の扱う乳酸菌種は16種類、株数は35株から成り立っている、ということが証明されたわけです。


実は、16種については前から把握していましたが、35株という株数は、同定の結果判明したのです。


株の単位でみると、ヤクルト・シロタ株(カゼイYIT9029)と同類の菌が35株集まってそれを共棲培養することにより、足し算ではなく掛け算のハタラキをする物質を作り出しているということです。


「+35」ではなく「×35」なのです。


発酵過程ではヨーグルトのように短時間でなく、一次発酵から二次発酵まで120時間かけて行っております。


35株は、こういった日々の製造の手間暇と長年の研究の成果となって、輝いているのです。


35株の重要な意味が、おわかりいただけたかと思います。

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