アスリートスペシャル対談1

1969年より乳酸菌・ビフィズス菌の発酵パワーを研究し、ヘルスケア商品の原料や製品開発を行う株式会社光英科学研究所ことKOEI SCIENCE。埼玉県和光市に本社を置く当社は「埼玉県から世界へ、乳酸菌の発酵パワーをスポーツに」を掲げ、“発酵”をキーワードに幅広くアスリートの応援を行なっています。現在KOEI SCIENCEがサポートするのは、地元・和光市出身の自転車競技 梶原悠未選手と、埼玉県を本拠地とするプロ卓球チームT.T彩たまのみなさん。今回、その“腸活アスリート”のみなさんがT.T彩たま卓球ステーション浦和店に集まりました!トップアスリートによる対談の様子を全3回にわたりお届けいたします!

ーーーT.T彩たまのみなさんは、2022年12月23 日~25日に、KOEI SCIENCEの地元である埼玉県和光市でホームマッチに臨まれました。3連戦、お疲れ様でした!

岸川聖也監督(以下、岸川)1週間に1試合ペースで試合を進めるリーグには珍しい3連戦を終えました。今シーズン初の3連戦ということもあり、体力的に厳しい面もありましたが、2勝1敗と勝ち越すことができて、本当によかったです。

上田仁選手(以下、上田)いつも体育館で試合を行う中、今回のホームマッチは「和光市⺠文化センター・サンアゼリア」で行いました。劇場での試合は、Tリーグの中でもT.T彩たまが初めて試みたチャレンジです。正直、プレーする僕たちは普段と環境が変わるので戸惑いもありました(笑)勝ち負けも重要ですが、試合を観に来た方たちにどう楽しんでいただけるのか工夫を凝らすことも大事だと思っています。

ーーーご来場のファンのみなさんに楽しんでいただきたい!という気持ちですね。

上田 そうですね。試合が終わった後に舞台から観客席へ降りていき、お客さんの間を歓声や拍手に包まれながら歩きました。体育館の試合ではやっていないことなので、自分達もなんだかコンサートをやっているような感覚になって(笑)とにかく新鮮な体験でした。

梶原悠未選手(以下、梶原)今回、私も客席からT.T彩たまさんを応援していて、まるでコンサートを観ている気分になりました!

ーーー今回、梶原選手は初めて卓球を生観戦されたのですね!いかがでしたか?

梶原 すっごく楽しかったです!緊張感がとてもリアルに伝わってきて、劇場で観ているのでまるで1つの映画を観ているような感覚です。ボールの音やシューズのキュッキュってする音がとてもよく聴こえたので、自分自身が壇上に立って試合をしているように錯覚するほど、没頭して楽しみました。

自転車競技,梶原悠未選手

上田 うれしいです、100点満点の答えですね!

ーーー今回、梶原選手は、試合前にステージ上で卓球の始球式にもチャレンジされていましたが、本番に向けて練習はしましたか?

梶原 はい!みっちり1時間、自転車の練習の合間になんとか 2日間作って卓球台に向かいました。でも今まで卓球をやったことがなかったので、最初はなかなかラケットにボールが当たらなくて...。上半身を振りすぎたせいか、筋肉痛になっちゃいました(笑)

一同 (爆笑)

曽根翔選手(以下、曽根)始球式で梶原選手の相手方を務めましたが、本当に初めてなのかなって驚くくらい上手でした。始球式で返球を成功させる人って珍しいので。本番の舞台でちゃんと成功されていて、すごいです。

梶原 実は始球式の直前に曽根選手と打ち合わせをしていました。本番はお願いした通りに球だしをしてくれて。本当にオーダー通りの球がきて、さすがと思いました。

ーーーさきほど岸川監督から、今回のホームマッチは「3連戦で体力的に厳しい面もありました」とのお話がありましたが、その中でも曽根選手は3日間フル出場されていましたね

曽根 自分が出場したダブルスは負けてしまいましたが、チーム自体が勝っていたおかげで、気持ちが落ちることなく最終日までプレーでき ました。3日間試合に出してもらえたおかげで、経験も積めてよかったです。

T.T彩たま,曽根翔選手

ーーー話が少し戻りますが、劇場で試合を行うチームのチャレンジについて、監督はどのように思われますか

岸川 正直なところ最初はすごく不安がありました。体育館での観戦に慣れているお客さんに試合が見えにくいのでは...と。でも実際に試合をやってみたら、観戦されたみなさんにすごく楽しんでいただけて。劇場でやっていること自体を褒めてもらえて、(劇場での試合を)楽しんでいるよと声をかけていただくことも増えました。 すごく嬉しいですし、これからも(劇場で試合をすることを)継続できればいいかなって思います。

T.T彩たま,岸川聖也監督

ーーー劇場ならではのドラマチックな照明や音楽などの演出もありましたね。会場も一段と盛り上がっていたようです。梶原選手、今回劇場 で観戦されて、自転車トラック競技との共有点は感じましたか

梶原 はい、2021年に自転車競技でもイベントレースが立ち上がりました。これはルールも普段のレースとは少し変えて、会場のお客さんにより楽しんでもらえるよう工夫をしています。観客席も満員で拍手や声援がいつものレースと全然違って。会場の熱気がすごいです(笑)今回初めて卓球の試合を間近で観戦して、拍手をしたり応援グッズの旗を振ったりしました。こういう応援が試合をしている選手たちに届いているんだなって、肌で感じたんです。私はいつも試合に出ている側ですが、今回観客席にまわってみて両方の体験ができたのがとてもよかったです。観客、ファンの応援、盛り上がりが、レース中の自分のパフォーマンスに影響していたのだなということに改めて気づくことができました。T.T 彩たまさんの試合を観ていて、みなさんに質問したいことがあるのですが、いいですか?

ーーーどうぞ、今日はお互いに直接お話できる機会ですから、ぜひぜひ!

梶原 ありがとうございます!試合を観ている中で、卓球の試合にも流れがあるなって思いました。私もレース中に流れを感じる時があるのですが、自分に流れがきている時もあれば、他選手に持って行かれてしまう時もあって...。相手にある流れを切り返して、自分に持ってくるのが難しいと感じています。流れを切り替えるために心がけていることってありますか?

岸川 (びっくりした表情)その視点で観ていたなんて、すごいな! そうですね、卓球は戦術で結果が大きく変わってくるスポーツなのですが、試合中の限られた時間の中で戦術を考えないといけない。実際、相手とラリーをしている中でも、どこに返球するかなど試合運びを考えながら進めています。そして、セット間やタイムアウトで生まれる1分間という時間はすごく大事です。

梶原 なるほど、その1分間をとることで試合の流れが大きく変わる...ということですね。

岸川 はい。ただ、逆に相手にとって良い流れをあたえるきっかけになることもあるので、難しいですね。

曽根 卓球の場合、一球一球ラリーをする競技なので、自分からの一球、そして相手からの一球の間に、少しですが時間が生まれるんです。自分に流れがきている時は、その時間をなるべく短くするようにすぐ次の一球に入って、相手が考えるタイミングをなるべく与えないようにします。それも戦術の1つでしょうか。

梶原 すごいですね。もしかして、汗を拭くためにタオルをとる時もタイミングを考えている?

曽根 そうですね、タオルを取れるタイミングはルールで決まっていますけど、自分の流れがきている時はタオルを取っても、すぐに台に戻るようにしています。そうやって、なるべく相手のペースにならないように気をつけています。

上田 流れは本当に大事です。時間の取り方含めて、相手選手と駆け引きをしないといけない。あと、スーパープレーにとらわれないのも大事と思っています。卓球は「最終的に多く点をとった方が勝ち」というルールです。勝つためにお互い1点ずつ積み重ねていくんですが、その内容はサーブミスをしても「1点」だし、ものすごいスーパーラリーが繰り広げても「1点」なんです。体操やフィギュアスケートみたいに大技を決めて大きく加点される競技だったら、スーパーラリーをどんどん仕掛けたりするのですが(笑) むしろ大事なのは、スーパープレーが出ると流れが左右されてしまうことがある、ということです。自分は試合中スーパープレーが出ても、それはただの1点なんだって冷静に考えるようにしています。相手にスーパープレーを仕掛けられて流れをつくられそうになっても、その誘いに乗らずに我慢する。流れを掴むにはそういう判断が必要な瞬間もあるのかな、これは卓球も自転車も似ているのではないでしょうか。

梶原 実は自転車にもポイントを積み重ねていく種目があって、その時はすごく頭の中で計算して走っています。オンとオフを切り替えながら試合に挑むのって大切だなって思えました、ありがとうございます!

ーーー駆け引きといえば、そういえば以前に梶原選手から、自転車競技でトラックを走っている最中に対戦相手とお話しすることがあるとお聞きしましたが

梶原 そうですね、トラックでライバルの選手と走りながら話をしています。

上田 えー、走りながらって、すごいな!それは全体の流れをどう持っていこうとか、お互いにそういう話をしているってこと?

梶原 いや、もっと単純なライバル同士の会話です。走り方を見て「危ないよ」という声がけをすることもありますが、「もっと端を走りなさいよ!」「私に道を譲って!」みたいな感じで。普通に文句ですね!(笑)

上田 じゃあ、観客席やテレビで見ている分にはわからないけど、自転車トラックの選手は互いに煽り運転されながら走っているってことで すね(笑)

一同 (爆笑)

自転車競技世界選手権
自転車競技世界選手権の様子

オムニアム女子,梶原悠未選手
最高速度 70km の中で選手同士の小競り合いが発生する場面も

ーーーラリー中に戦術を練りながら、そして走っている最中に文句を言われながらも(笑)、最高のパフォーマンスを見せてくださる選手のみなさんですが、次にお聞きしたいのは、アスリートの身体づくり、中でもメンタル面についてです。KOEI SCIENCEでは、乳酸菌生産物質という腸内環境をサポートする発酵素材を開発して、腸活アスリートのみなさんにも愛用いただいています。人間の腸内環境とメンタルは相互作用があることが最近の研究により知られています。(腸脳相関)体と心が関連しているとすると、アスリートのみなさんにとって身体的トレーニングも当然大切だと思うのですが、メンタルが不調だと、たとえ体の調子が悪くなくとも好成績を残しにくいのではないでしょうか。 岸川監督にお聞きしたいのですが、アスリートのメンタルやモチベーションについて、現役時代のご経験から選手のみなさんへアドバイスは ありますか?

岸川 そうですね、試合である以上どうしても勝敗はつくので、負けた時にはメンタルが揺らぐものです。自分が現役のときには、勝った時のことをしっかり記憶しておいて、負けた時もその時のことを思い出して落ち込みすぎないようにしていました。もう1つ意識していたの は、1試合の結果に一喜一憂しすぎないことですね。⻑い目線考えることも大事です。

ーーーホームマッチ勝利後のインタビューで、監督がリーグの順位について言及された時も「1つ1つの試合を大事にしていく」というお話をされていました。まさに一喜一憂せず、シーズン全体でとらえていくということですね。

ーーー梶原選手はいかがでしょう、メンタルやモチベーションマネジメントで気をつけていることはありますか?

梶原 実は自転車競技ってすごく危険な競技で、接触で転倒してしまうと大怪我をしてしまいます。時速70kmで走っているわけですから、やっぱりメンタル面で転倒への恐怖心が出てきてしまいます。あと私は勝ちに執着しすぎるあまり、結果的に消極的なレースをしてしまうこともあって…。なので、最近はレースそのものを楽しむようにしています。普段、練習している時から「自転車が大好き」っていう気持ちを大切に。そうすると練習も楽しめて、厳しいトレーニングで自分を追い込んでいる時間すら楽しくなってきます。

梶原悠未選手

上田 僕も梶原選手のように楽しむことを意識しています。もう少し言うと、楽しむって言うより面白いって思う。

T.T彩たま,上田仁選手

上田 さっきのラリーでの駆け引きは面白かった、点数を取られてはしまったけど、今の相手のプレーは自分にはない発想で面白いとか。面白いっていうのはより主観的な感覚かな。でも、より試合に入り込めるようになります。梶原選手の「勝ちに執着しすぎると...」という点も、似ています。勝つことに囚われすぎると自分の本当の目的を見失ってしまうので。簡単 でもいいから⻑期的なビジョンと短期的なビジョンを持つこと。そうすれば、監督も言ったように、一喜一憂しにくくなります。あと、勝った時にこそ反省すること!負けた時の反省ってネガティブになるので。あえて、勝った時に反省して、いい面に目を向けられる癖づけをしておきます。そうすると負けた時も次につながる前向きな反省ができて、メンタルもコントロールしやすくなりますね。

曽根 (頷きながら)僕は深く考えすぎないことも心がけています。試合に負けても、反省したり落ち込んだりするのはその日だけ。次の日には、ネガティブな気持ちをほぼ忘れている状態にして、切り替えられるようにしています。 今回のホームマッチでも負けてはいましたけど、翌日にはリフレッシュしたいい状態で。調子を落とすことなく、毎試合臨めたかなって思いますね。

ーーーなるほど、楽しむこと、面白がること、そして引きずらずに切り替えることが大事ですね。アスリート以外の人にも、とても参考になる話ですね。ありがとうございました。

次回は「自転車と卓球の意外な共通点が判明!?」腸活アスリート達が大事にしているアレについて迫ります。中編もお楽しみに。

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対談こぼれ話<KOEI SCIENCEのアスリート・サポート>

乳酸菌とビフィズス菌の発酵パワーに注目した研究、製品開発を行うKOEI SCIENCEは、多くの方々のウェルネスに貢献することを目標に、幅広くアスリートのサポートを推進しています。

これまでにもアスリートの方々に向け、健康やサプリに関する講習会を実施するなど、ウェルネスへの積極的な取り組みを支援してまいりました。今後も様々な面からアスリートのウェルネスをサポートしてまいります。

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KOEI SCIENCEとは

<アスリートスペシャル対談記念 プレゼントキャンペーン>今回のアスリートスペシャル対談を記念して、プレゼントキャンペーンを行うこととなりました。対談に参加したアスリート4名のサイン入り特別色紙を抽選で4名様にプレゼントいたします! 卓球ファン、自転車ファンのみなさまからの応募お待ちしております。

  • 応募方法:WEBアンケートにお答えください。(約2分で応募できます。)
  • 応募締切:2023年2月28日(火)まで

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