乳酸菌生産物質が選ばれる理由
特定の保健効果に限定されずに人体に総合的に働きかける乳酸菌生産物質。
その機能性の基盤となっているのが、腸内フローラを改善させると同時に、腸管免疫を介して疾病に直接作用する「バイオジェニックス」といわれる考え方です。
ここでは、この「バイオジェニックス」について、光岡知足先生に解説していただきます。
乳酸菌のつくりだす物質が人体に総合的に働きかける
ヨーグルトや乳酸菌飲料などに含まれる乳酸菌をいくら摂取しても、その多くが腸に届く前に死滅してしまったり、腸に定着できずに排泄されてしまうことから、得られる効果が意外に少ないことはあまり知られていません。
安全性は栄養生理学的に評価 有効性も創薬レベルで検証
腸内フローラを改善させるだけでなく、腸管免疫や生理活性作用を介しても疾病に直接働きかけるのが乳酸菌生産物質です。その有効性と安全性に関する研究が国内で加速しています。田辺製薬グループの㈱田辺R&Dサービスにおける研究。
発酵による二次代謝産物
ヨーグルトに代表される乳酸菌製品。その多くが、コストパフォーマンスなどの面から、4時間程度の発酵によって製品化されていることは、実はあまり知られていません。